大掃除 大掃除 8月24日 晴れ 今日の午前中、学校へ行った。 大掃除があるからだ。 掃除する人は5−6年生で手伝える人ということなので、 来ていたのはクラスの約半分くらい。 1年から4年は免除だけれど、ちーのお母さんがPTAの役員しているせいもあって、 ちーたちと一緒に学校に行った。 朝礼台前に集合して掃除の分担を決める。 掃除する場所はおおまかに2箇所、プールと校庭の草引きだ。 ぼくはプール、ちーは校庭に割り当てられた。 靴をぬぎ、裸足になる。 水の抜けたプールやサイドをデッキブラシでごしごしこする。 プールの底はぬかるんでいて、気を抜くとすべりそう。 太陽の熱がぼくの顔や腕をちりちりと焼く。 ちーは大丈夫だろうか。 ちーのお母さんと一緒だとはいえ、今日もひどく暑い。 ぼくはちーのことが心配になっていた。 ゴムホースで水を撒いてプールの汚れを洗い流す。 ホースを持っていた5年の子たちが、ふざけて人めがけて水を放つ。 プールは、大騒ぎだ。 ぼくにも水が掛かけられた。 ずっと噴き出している汗といっしょくたになり、服がぐっしょりになった。 掃除が終わると、再び朝礼台前に集合した。 ちーの姿を見つける。 ちーはぼくを見てにっこり笑いながら近くにきた。 ちーの着てるTシャツもぐっしょりになっていた。 額に項に濡れた髪がまといついている。 頬が学校に来たときより赤らんでいる。 触れると熱を持っていた。 PTAのお母さんたちが、 クーラーボックスに氷で冷やしてある缶ジュースを用意した。 ぼくはちーの分と二つボックスから取る。 二つの缶を火照ったちーの両頬に押し当てる。 「冷たい。」とちーは言いながら、笑顔をぼくに向けた。 ***************************************************************** おおそうじ 8がつ24にち はれ ひろにいちゃんやおかあさんと、そうじするためがっこうへ行く。 そとはかんかんにあつい。 そうじはおにいちゃんはプールのそうじ、わたしはこうていのくさぬきをする。 おかあさんといっしょだけれど、おにいちゃんとははなれた。 ぶかぶかのおおきなぐんてをはめて、くさぬきをした。 くさはぬきやすいのと、ぬきにくいのがある。 ねがふかくにあるのは、ぬきにくい。 あと、ねがつながってるのもあった。 土がしめってやわらかいところも、ぬきやすい。 かちかちにかたまってるところは、なかなかぬけない。 うんうんいって、くさをぬく。 ぬいたときに、虫が土の中から出てきた。 そしてすぐににげた。 くさは虫だけじゃなく、かみとかビニールとかのごみもかくしてた。 ぬいたくさといっしょに、ごみぶくろに入れた。 あせで、おでことくびが、べとべとになった。 ひろにいちゃんもべとべとになってるのかな。 そうじがおわりちょうれいだいのまえに行く。 ひろにいちゃんをみつける。 おにいちゃんも、べとべとのなかまだった。 おにいちゃんがジュースをとってきてくれた。 かんをわたしのほほにくっつける。 つめたくてきもちよかった。 ひろにいちゃんの目が、わらっていた。 |